独自ドメインは必要か(無料の URL のままでよい場合・取った方がよい場合)
個人サイトに独自ドメイン(自分だけの URL)は必要かを、無料の URL で複数のサイトを運用している立場から整理します。無料の URL のままで困らない場合と、独自ドメインを取った方がよい場合をまとめます。
私は無料の URL のまま運用している
私のサイトは、すべて「〇〇.pages.dev」のような無料の URL のままです。この URL でも Google の検索に表示されますし、Search Console への登録や AdSense の審査への申し込みもできました。お金をかけずに始めたい段階では、独自ドメインがなくても困ることはほとんどありません。
用語の説明
- ドメイン:URL の中の「example.com」の部分。インターネット上の住所にあたる
- 独自ドメイン:自分でお金を払って取得したドメイン
- サブドメイン:「my-site.pages.dev」の「my-site」のように、ドメインの前に付く部分
- 更新料:ドメインを使い続けるために、毎年払う費用
無料の URL のままでよい場合
- まずはサイトを作って、読まれるかどうかを試したい
- 趣味や自分用のツールのサイト
- 費用をかけずに、続けられるかどうかを見極めたい
- いくつものサイトを試しに作り、育ちそうなものだけを残したい
独自ドメインを取った方がよい場合
一方で、次のような場合は独自ドメインを検討する価値があります。
- サービスを乗り換えても、同じ URL を使い続けたい(無料の URL は、サービスを移ると URL が変わる)
- 名刺やプロフィールに載せる、長く使うサイトにしたい
- メールアドレスもサイトと同じ名前でそろえたい
- 利用したいサービスの条件で、独自ドメインが求められている場合
URL が変わることのコスト
私は実際に、サービスを Vercel から Cloudflare Pages に移したとき、URL が変わりました。転送の設定、Search Console の登録のやり直し、AdSense の申し込み直しが必要になり、それまでの検索での評価がどこまで引き継げるかも分かりません。長く育てるつもりのサイトなら、最初から独自ドメインにしておくと、こうした手間を避けられます。
独自ドメインの費用は、ドメインの種類や販売するサービスによって大きく違います。更新の費用が最初の年より高いことも多いので、申し込む前に「2年目以降の料金」を公式の料金表で確認しておくのがおすすめです。
私の場合
私が無料の URL のままにしているのは、どのサイトが育つかがまだ分からないからです。6つほどのサイトすべてに独自ドメインを取ると、毎年の費用がかかります。収入がまだない段階では、その費用を払わずに試せることを優先しました。
今後、検索から読まれるようになったサイトが出てきたら、そのサイトだけ独自ドメインに移すことを考えています。
判断のチェックリスト
迷ったときは、次の質問に答えてみてください。
- そのサイトを、少なくとも数年は続けるつもりか
- 今後、公開するサービスを変える可能性があるか
- 毎年の更新料を払い続けられるか
- URL を人に伝えたり、印刷物に載せたりする予定があるか
- 今のサービスの規約で、自分の使い方が認められているか(移す可能性があるか)
よくある誤解
- 「無料の URL だと検索に出ない」:私のサイトは無料の URL でも検索に表示された
- 「独自ドメインにすれば、すぐにアクセスが増える」:ドメインを変えただけで読まれるようになるわけではない
- 「後から独自ドメインに変えるのは簡単」:URL が変わるので、転送や登録のやり直しが必要になる
次にやること
迷っている場合は、まず無料の URL で公開し、Search Console とアクセス解析で読まれ方を見てみるのがおすすめです。読まれるサイトが出てきたら、独自ドメインに移すかどうかを、そのときに考えれば十分です。
独自ドメインに移すときは、無料の URL から新しい URL への転送や、Search Console・AdSense の登録のやり直しが必要になります。移行の手順の記事も参考にしてください。
私が気をつけていること
無料の URL のまま運用する代わりに、サイトの URL を設定ファイルの1か所にまとめて書いています。サイトマップや canonical はそこから作るので、URL が変わっても1か所を直すだけで済みます。いつか独自ドメインに移すときに、作業を少なくするための準備です。
※料金や条件はドメインの種類や販売サービスによって変わります。最新の内容は各サービスの公式サイトでご確認ください。